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生命保険を考える際大きなポイントのひとつとなる入院特約だが、その効果を検証してみたことはあるだろうか?ここで30歳男性を例に取って、総額でいくら払って、実際にどれだけの保険金を受け取る可能性があるかを考えてみる。
1日につき5,000円で終身保障、払込みは60歳完了として、保険料は月5,650円(2001年4月現在T社、1入院360日通算730日限度)となる。払込保険料総額は、2,034,000円だ。さて、この男性が33日(厚生省、平成11年白書、平均在院日数)入院したら、受け取る保険金は16.5万円。つまり、約187万円保険料超過となる。払込む保険料の元を取るには、約407日入院しなければならないのだ。入院保険に加入せずにその分を積立ておいたら、万一のときは入院費用に当てられるし、健康であれば他の用途にも使える。しかも、このケースでは1入院で360日までしか保険金が支払われないのだから、どちらが得か検討するまでもない。
ただし、貯蓄がない若いうちは、入院保障というのはありがたいものだし必要だ。そこで、保障期間を短くして、若いうちだけ保険でリスクヘッジしたら、どうなるか。先程と同じ条件で、保障期間と払込期間を50歳とすると、保険料は1,705円となる。この場合の払込保険料総額は、409,200円だ。
こうして検証してみると、すべてを保険に頼ろうとすることこそ、思わぬ落とし穴があるのだ。急いては事を仕損じる。保険に入ってすべて終わりではなく、長期戦にはなるが貯蓄の計画を組み合わせることで、より合理的なリスクヘッジができるのだ。
「入院保障は何歳まで続きますか。高齢になってからの方が、ずっと入院する確率が高いんですよ!」といったセールストークに出会ったら、この検証を思い出して欲しい。
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