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保険の教訓

身から出た錆

自分の冒した悪行の結果として自分が苦しむこと。自分の行為の報いとして災いに遭うこと。
 槌田満文監修「ことわざ辞典」成美堂出版より

外資の攻勢

 

生命保険会社の98年度3月期決算を見ると、収入保険料ベースで国内生保のほとんどが戦後初の減少になったのに対し、外資系生保の多くは前年実績を上回っている。
 理由は簡単だ。国内生保は人を採用することで契約を取る「人海戦術」に頼った販売をしてきた。事実、国内生保の営業所長は、契約を取ることより外交員を採用することの方が重要な仕事とも言われている。独自の商品開発に力を注がず、外交員の教育に時間をかけることさえ怠り、契約者の都合も考えずワンパターンの商品を押しつけてきた。一方、外資系生保は、商品開発力とコンサルティングを背景とした合理的な保険販売により市場ニーズを的確に捉えた。
 契約者不在の人海戦術、契約者の立場に立ったコンサルティングセールス、どちらに軍配が上がるかは、一目瞭然である。やるべきことをやらなかった、まさに「身から出た錆」と言えよう。
 遅ればせながらとはいえ、やっと重い腰を上げだした国内生保のこれからに注目しよう。 それが当然の姿なのだから。

 

関連項目


○あちらを立てればこちらが立たぬ
○対岸の火事
○火のない所に煙は立たぬ


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